本日のカフェのおきゃくさま、稲岡さん、菊池さん。
ジオスケープ http://www.zeoscape.co.jp/ を手がける、熱い起業家でありました。じんわりとまだ、空間に人の気があるほどに。 「ハァ?飛ぶ鳥を落とす勢いで成長する、イケイケアゲアゲの会社社長と取締役が、いったいなんの用で、カフェ下ノ谷なんかにいらっしゃるのか?」 いい質問ですね!カフェ下ノ谷に「なんか」だけ余計だけども。 若きCEOは、会社として世田谷に根付いて、地域と関わっていきたい、との計画を持っていらっしゃった。僕らに関心を持って、歩いて会いに来てくれたのだ。 僕にとっては、「久しぶりの・重い話」だ。 行政でもNPOでもない人たちが、ビジネスで培った信用と手法で、「まちのしごと」を創っていったら、どんなにいいだろう、と考えないではない。というか、何度もトライして挫折した。 一方、いままで、多くの方が世田谷ネットを訪ねてきて、街のノウハウを知りたがったり、オイシイ話や、協業を持ちかけてきたり、実際に組んだりしてきた。でも、双方納得のいく結果が出たことはなかった。あるときは相手から、あるときは僕らから、手を離した。たいがいは、がっかりされた。 上手く書けないが、ビジネスを展開していこうとする力と、街の仕事は温度差がありすぎるのだと思った。だから、「ビジネスモデル」ではなく、「余興でいられる、サークル」を作った。だから会社をつくって、世田谷ネットを止めないために、努力している。 その結論としていまの世田谷ネットがあるならば、僕はあきらめたのだと思う。稲岡さんが見る「理想の地域と企業の姿」を。 セタガヤ仙人だ、と稲岡さんは僕を評した。なるほど、どう見ても、霞を喰って生きているようにしか見えないならば、それは仙人だ。実際、僕だって何で暮らせてるのかわからないのだもの。 あれ? 僕はいつの間に仙人になってしまったのだろう。企業が地域に関わりたがっている話を、僕は、度重なる失望から、はじめ、懐疑的に聞いていた。とても失礼なことをしたと思う。この場を借りてお詫びしたい。(<いや、メールしようよ杉タン!) 稲岡さんは、ゆったりした人だった。僕がゆっくり喋るのを、同じ温度で受け入れて話してくれた。せたがやじんを、気に入ってくれた。人形を貸してくれとおっしゃるので、貸した。 いままで、せたがやじんを他人に貸したことなんか、一度もなかったのに。 うむ、意識してなかったが、それが答えなのだ。体の感覚を信じようと思う。前に進もう。 企業が地域にかかわることで、地域も企業もハッピーになる姿を、自分たち(ゆかいな有限会社オモスロウ)だけじゃなく、ちゃんとコラボして、シナジって、一緒に考えて、やっていこう。 ぶはーーーーーーーーーーー。 重い話でした。 続きが気になるなぁ!主に俺が!!
by kouichisugimoto
| 2006-11-24 00:22
| 日記とか考えたこととか
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sugi@kougyou.jp
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