ムーミン谷のちょうどよさ加減。
「ひとの居る場所」について考える。

「あいつは苦手だ」「なんかオカシイよね」といった、人が集まれば避けて通れない状況、仲間はずれ、みたいな話は、大人になってさらに複雑化し細分化し、子どものよりも厄介だ。僕もまったくもってそこに囚われていて、ラブ&ピースなんて言葉には、「憧れても顔向けできない」人間だ。

そんな時、いつからか、決まって僕はムーミン谷のことを考える。

いくじなし、夢見がち、卑屈、プライドが高い、妙にクレバー、など、ムーミン谷の住人は、仲間はずれにされそうなキャラクターばかりが揃っている。というか、「一人もまともなのが居ない」ように思える。

でもなぜか、調和が保たれていて、日々は小さな出来事やささやかな事件と共に過ぎていく。

他人に関心が無いのだろうかと、最初は思った。
でもそんなことはない。助け合ったり、仲良くしたり、コミュニティはしっかりして見える。

他人に期待しないからうまくいくのだろうか、と次には思った。
それもあるのかもしれない。やや個人主義的かもしれない。

でもそればかりではなく、なんと言うか、ちゃんと認め合った上で、適正な距離を持つことがとても上手な、成熟した個人たちに見えてきた。(その距離は、精神的にも物理的にもある。)

むかつく!ということは、理解不能という意味ではない。自分のどこかにその似姿を持っているからこそ、むかつくという心の動きが出るのだと知った。


プロセス思考、プロセスワークといったことが最近気になる。わかりあうための考え方や手法を研究するテーマだという。20年来の師があらたにもたらした「宿題」だ。
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by kouichisugimoto | 2007-01-10 22:26 | 日記とか考えたこととか
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